左目颯太郎のhoukokusyo

定住するMMOが決まるまでは適当に書く報告書

さらばSよ/最後の要塞

俺の名前は左目颯太郎…。御覧の通り、通りすがりの探偵だ。

 

先日5/25、疾風迅雷血盟の解散前の最後の要塞戦があった。

俺が二番目に長く世話になった血盟。

当然ながらいい思い出も悪い思い出もある。

攻城戦の考え方の違いからほぼ家出同然に出て行き、そこから自身の一時引退等もありほぼ交流は無かった。

 

それでも、どうしても最後を飾るのに自分も加わりたかった。

恥を承知で助太刀を申し出た。

 

まず快く申し出を受け入れてくれたSHiHoさんに感謝を述べたい。

 

うまく言えないけど、俺には疾風迅雷の一員として戦う資格は無いと思った。

それでも自分の手で最後の錦を飾りたかった。だから一時加入を断って傭兵として戦った。

こんなくだらない、クソみたいなプライドを快諾していただいて本当にありがとうございました。

 

要塞戦の相手は同じく解散を決めた同盟ののんべぇ軍団。

この二血盟はケンラウヘル時代からの同盟であり、共に競い、時に協力してきた間柄である。

最後の相手としてこれ以上の相手はいないだろう。

どちらも古参の血盟であり顔も効く。傭兵も多く集まり、熱い戦いになるのは明白。

最高の舞台はほぼ約束されている。後は演者がこの舞台をどう生かすか次第。

 

当日、2100。疾風迅雷のアジトに行くと懐かしいメンツ。

更に傭兵に駆け付けたLegend血盟、ネコペロンサ血盟の面々。

更にびっくりしたのはあの反王ケンラウヘル氏。

反王親衛隊とも同盟であった疾風迅雷ならではの援軍だろう。この上なく頼もしい。

演者としても最高のメンツが揃っている。間違いなく、今日は楽しめる。そう確信できた。

 

内容としてはバフの時間がいきなり短くなっているバグ?等あり少しドタバタしたが、終始圧倒ムードで進めていけた。ディスコードから聞こえる皆の声を聴きながら込み上げる懐かしさ。

 

楽しかった。ただただ楽しかった。

そして何故か安心する。ここは任せておけば安心だなって思える何かがそこにあった。

なぜかは自分でもよくわからない。

 

決して今がつまらないとかそういうわけではない。美化された思い出みたいなものも当然あってのことだろう。

それでも、楽しかった。

 何年も会っていない幼馴染に久しぶりに会ったような、そんな感覚だった。

 

20秒完全刻印しての勝利。沸き立つVC。

最後に最高の結果を作ることができた。俺の役目はしっかり全うできた。

 

勝利の余韻に浸る中、サプライズゲストとしてマスター、ほわっちの登場。

みな歓迎の意味で一斉にマスターに襲い掛かる。そしてそれを防ごうとする疾風の狂信者こととんこつもつ鍋さん。

 

「おい羽使うな!」「マスター引っ張って!」「オペコにやられると腹立つw」

何も変わらないものがそこにあった。

歓声を聞きながら、懐かしさを感じながら俺はトリトリに戻る準備を進めていた。

 

俺の役目はあくまで傭兵。勝利で最期を飾ること。

役目は終わった。

お先に失礼しますと言いアジトを出る。

 

 

 

丁度一年前、リリスという田舎から都会であるフレヤに三人で出てきた。

反王ケンラウヘル氏に憧れて。

Twitterで今は亡きイエス・ウニ氏と交流し疾風迅雷へ。

あの頃はリネレボの全てが新鮮だった。

ナイトメア、だんまち、全く知らないフレヤという地。新しい仲間。

全てが楽しかった。

しかし慢心と挫折、すれ違い。

どこかで歯車が狂った。

 

 

悪いのは自分であるとわかっていた。

だから最後の輪に加わることはできなかった。

 

 

 

 

さようなら疾風迅雷。

さようならみんな。

 

恐らくもう同じ道を歩むことはないだろう。

それでももし、どこかで会えたら…またよろしく頼む。

 

ありがとう。

 

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