番外編 メソと出会いと仮面ライダー
俺の名前は左目颯太郎…。御覧の通り、通りすがりの探偵だ。
最近の黒モバの駆け足アップデート、みんなはちゃんとついていけいるだろうか?
かくいう俺も自身の仕事のが忙しくなってきたのも重なり、ついていけていないわけではないが特に感想も持てずハムスターのようにひたすら滑車を走っているような毎日だ。
もう少し考えながらやれたらいいのだがなかなか時間がとりづらくてな…。
今回はそんな俺にひと時の安らぎを与えてくれるものの話。
そう。嫁だ。あそんなのいなかったトホホ仮面ライダーだ。
今回はゲームとは全く関係ない話。
しかも素人目線かつ俺の独断と偏見がこれでもかというほど含まれているので、興味の無い方は今すぐ回れ右をお勧めする。
ただこれだけは言わせてほしい。
仮面ライダーは決して子供向けだけの内容のものではない。
むしろ親世代が内容をしっかり把握して子供に伝えていくべきものだと思う。
全ての仮面ライダーという作品に素晴らしいメッセージが込められているのだということだ。
くだらないと思って見ないのは悲しいが個人の自由、仕方ないが止めはしない。
しかし思っているほど陳腐なものではないとだけは言っておこう。
さて、内容に入ろうか。
俺と仮面ライダーの出会いはまだ幼稚園くらいの頃、当時やっていた仮面ライダーブラックが最初だった。
子供心に死ぬほどカッコよかった。
次作のRXも毎週、それこそテレビにかじりつくように見ていた。
そのころに左腕を骨折してギプスで上半身をガチガチに固めたのだが、母親にギプスのお腹の部分に変身ベルトを描いてもらいドヤ顔で変身ポーズを決めている写真があるほどだ。
まあ俺にもかわいい子供時代があったということで…。
…話を戻そう。
この先のテレビ放映は平成一号のクウガまでいったん休止するのだが、映画やOVAなどで仮面ライダーの歴史は飛び飛びだが続いていく。
しかし俺の中では自身の成長もあって10年以上関わらなくなり、次に交差するのは偶然auのビデオパスで見かけた平成ライダー前期のラストである仮面ライダーディケイドだった。
平成ライダーになってから全く見ていなかったが変身する人くらいはなんとなく知っていたので、
「お、なんかお祭り作品っぽいじゃん。オダギリジョーとか水嶋ヒロとか出んのかな?」
と思ってとりあえず見たのだが…。
全くでない上にめちゃくちゃぶっ飛んだ世界観と内容に何故か惹かれてしまった。
ブラックとRXが出てきたのも惹かれる原因の一つではあっただろう。
ただもしこれから初めて仮面ライダーを見ようと思っている人がいたら悪いことは言わない。
Wから見ろ。
初めからディケイドは敷居が高すぎる…。
ただし平成ライダーの中でも外せない作品であることは確か。
かくいう俺も二番目に好きな作品である。
とまあ出会いはこんな感じなのだが、次は俺の感じるライダーの魅力を伝わるかわからないが書き出してみようとおもう。
- 命の重さの描写
これに関してはヒーロー物の一番大事ところであると思うが、昭和作品と平成作品で違ったアプローチで描かれるのが面白い。昭和作品は基本的に仮面ライダーは一人であり、ライダーも敵怪人も改造されてはいるが一人の人間である。敵だから仕方ないとはいえ人間を殺さなければいけないのだ。その点の苦悩であったりが描かれていることが多い。平成作品は基本的に特殊能力等で生身の人間がライダーに変身し、相手は異形のいわゆる化け物が基本。なので初期から出ていた相棒と呼べるようなキャラの退場等で描かれることが多い。私事だが昔の仕事で本物のライフル銃を何度か撃ったことがある。最初は銃を撃てるという興奮で特に何も感じなかったが、何度か撃つうちに「たったこれだけの動作で人が殺せる」という事実に物凄く怖くなったことがある。なのでこの辺の苦悩がなんとなくわかるのだ。
- 友情や愛の描写
こちらは全仮面ライダー作品において共通で相棒キャラとの友情、家族等との愛が描かれる。特に平成作品の描写は逸品。不覚にも潤んでしまうようなシーンもたくさんある。
- 主人公の苦悩
仮面ライダーと言えど一人の人間である。悩みもするし、弱音も吐く。特に昭和作品に多いのだがある日いきなり改造されて常人の数倍の力を与えられるのだ。普通に考えれば気が狂ってもおかしくない。平成作品も突然謎のアイテムを渡され怪物と戦うことを義務付けられる。そりゃ怒るだろうし逃げたくもなって当然。そういうところも案外しっかりと描写されていて感情移入してしまう。実写でもちゃんと描かれているのだが、特に漫画版(この描写は仮面ライダーに限らず石ノ森章太郎先生作品全般で多い)が非常によく描かれている。
とまあ熱い展開とか他にもいろいろ魅力はあるのだが後一万文字使っても書ききれなそうなので止めておく。
上にも書いたが石ノ森章太郎先生の漫画版も興味があれば読んでみると面白い。
他にも村江賢一先生の仮面ライダーSPIRITS、Wの正統続編である風都探偵もお勧め。
後は小説の仮面ライダー1971-1973や、各平成作品の小説版なんてのもある。
特に個人的には1971-1973を推したい。詳しくは書かないが「現代的にリメイクしつつ、しかも仮面ライダー一号以降が誕生しなかったら」と言う独特な世界となっており非常に面白い。
因みに書いといてなんだが平成の小説は一作も読んでいない…。
ディケイドとか読みたいんだけどね…。
とりあえず今回はこの辺で終わりにしようと思う。
また気が向いたら昭和と平成の魅力と違いでも書いてみるかな。
[ Vietsub-Kara] 仮面ライダーオーズ Anything Goes!
オーズDC放送記念